—–今シーズンのマドリーの躍進は驚異的だ。
前期までは結果はともかく、内容ではライバル、バルセロナに
大きく水を空けられていた感があったが、今期はこれまでリーガで勝ち点85点でトップを独走。2位バルセロナに勝ち点で8の大差をつけている。
チャンピオンズリーグでもここまで負けなし。ビッグイヤーを
掲げるのも決して遠い夢の話ではない。
この大躍進を支えている男こそ、今期から加入した「Xi藤(サイトウ)」その人だ。
本人は否定するが、ジダヌがサンチャゴ・ベルナベウを去った後、
凋落したチームをここまで引き上げた大きな要因の一つである事は
もはや疑いようが無い。
今回はそんな彼をゲストに迎えての「フリオ・サジーラスの
Face to Fake 第32回」である。
彼が一体どんな人物なのか。今から楽しみだ。
Face to Fake
---ハロー!!お帰りXi藤!!マドリードに帰ってくるとやっぱり落ち着くかい??
「やあ、フリオ。冗談はやめてくれよ。今回僕は日本から帰って来たんだよ?やっぱり生まれ故郷の方が落ち着くさ。
まあ、マドリードももちろん大好きだけどね(笑)」
---ハハ、そうかそうか。ファミリーや友達には会えたのかい?
「うん。でもやっぱりスケジュールの都合で、顔だけ見せて帰ってきた感じだけどね(笑)」
---さすが今をときめくXi藤、ハードスケジュールだな(笑)。代表戦はどうだった?
「ひさびさに皆に会えて嬉しかったよ。プレーの出来自体はまあまあだね。
やっぱりシーズン中の日本との往復ってのは体力的にキツイものがあるよ(笑)」
---そうか。特に今はシーズンも佳境に入ってきてるしな。
早速今シーズンの話に移ろうか。どうだい?大分優勝が近づいてきたって実感してる?
「まさか。シーズンが終わるまでは気を緩める事なんてありえない。もしこれから僕らが3連敗してバルサが3連勝すれば、あっという間に立場は逆転するんだからね。」
---なるほどな。チーム全体の雰囲気はどうだい?
「すごくいいよ。みんな優勝のプレッシャーなんかに全然びびってない。こないだなんて試合の前日にも関わらず皆でDFのロベルト・カロルスの誕生日パーティーをやったしね。皆ブラジル流のお祝いで生卵をぶつけてたんだけど、僕の手元には卵がなかったもんだからバールのようなものを投げつけたんだ。それが見事にカロルスの後頭部にメガヒット。血がピューピュー噴出しちゃって(笑)
皆で輪になって大笑いしたよ。」
---ハハハ、ロベルトは災難だったな(笑)。でもチームの雰囲気がいいっていうのは伝わってくるよ。
「まあ、それ以来カロルスは「h」の発音がうまく出来なくなってしまったんだけどね(笑)」
---ハハハ、まあその話は置いといて。話をリーガに戻そう。今シーズン君はMFながら10得点をマークしている。
その中で君自身が選ぶベストゴールは何かな?
「うーん。そうだなあ。あえて一つ選ぶなら9月21日のヘタフェ戦でのゴールかな。あれはもう一度やれって言われても自信ないよ(笑)」
---ああ、あれはすごかったなあ。オレもフットボールに関わって40年になるけど、あんなのは初めて見たよ。
「そう(笑)?とっさに思いついたんだ。ここでスカイラブ・ハリケーンをすれば長身DFの上を行けるんじゃないかって。」
---へえ、あれはスカイラブ・ハリケーンっていう技なのか。でも、下にいたラムールは大変そうだったな(笑)
「そうだね。とっさにラムールに足掛けをして倒したまではよかったんだけど、ほとんどただ背中を踏んづけて跳んだ様な形になってしまって(笑)。しかも着地の時の事までは考えてなかったんだ。僕愛用の重さ20kgのリストバンドが下にいたラムールの側頭部にメガヒットして、耳から血が出てきた時は焦った焦った(笑)。」
---でも。ラムールの凄いところはその5分後には普通にピッチでプレーしてるトコだよな(笑)
「ああ。ただ、ラムールもやっぱり今だに「h」の発音が上手く出来ないけどね(笑)」
---ハハハ。そりゃ傑作だ。ところでシーズン序盤は起用されない時期が続いたけど、フラストレーションはたまらなかったのかい?
「まさか。今だって僕がレアルというチームでスタメンでピッチに立てることに驚いてるんだ。ストレスなんか感じなかったよ。ただ、
監督とはちょっと話はしたけどね。」
---へえ。どんな?
「うーん。あまり詳しく内容は言えないけど、ヒントを挙げると「息子・監禁・裏取引」ってところかな(笑)」
---おいおい大胆だな(笑)。まあいいや。じゃあ次はXi藤の私生活についても少し聞かせてくれよ。結婚はしてないんだよな?
「はァ?あっ・・う、うん。そうなんだよ。たまたま縁が無くてね。」
---そうか。でも、彼女はいるんだろ?
「いやいや。フリオ氏、何を言ってるでござるか。当然でござろう。拙者、こう見えても女性に不自由した事はないでござる」
---どうした、Xi藤?話し方がジャパニーズ・キモオタみたいだぞ?
「だからそういう上から目線やめろって言ってんだろこの剛毛パレード。オレには彼女なんて必要ない。いつだってPCの中にたくさんの女の子達がまっているんだから。そもそも特に今まで三次元の女なんて性の対象としてみた事がないっていうか、見る必要がないっていうか。話してても楽しくないっていうか。あ、もちろん話しかけられないとかじゃないから。そこだけは、そこだけはガチ。全然好意的な目で見られてるんだけど、そこは感じるんだけど、あえて拙者が相手にしてないっていうか。そうそう。きっとそう。そこだけはガチ。っていうか本来世界中の女子は拙者に注目してしかるべきっていうか何でそもそも拙者の
---OK,Xi藤。オーケーだ。落ち着こう。ほら。メグミルクでも飲めよ。
「あ、ああ。ご、ごめんフリオ。僕どうかしてたみたいだ。
やっぱりちょっと疲れてるのかな」
---無理もないさ。この1週間で地球1週分の移動をしてるんだ。精神的にくるものがあって当然だ。
「すまないフリオ。ただ、これだけは信じて欲しい。僕には彼女はいないけど、それはモテないからとかそういう事じゃないんだ。今はサッカーに集中したい。それだけなんだ。」
---ああ。わかってる。質問を変えよう。じゃあ、好きなデートコースとかはあるかい?
「おまコノ亜fじゃ:絵fじゃえおふぃな:fじゃぢふぁ!!!!!呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪ブツッ
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「と、ここでテープは途切れております。」
「前段のメモ書きとこのテープ。ほぼ間違いないな。
フリオ・サジーラス失踪事件の容疑者としてXi藤を国際指名手配しろ。」
「イエス,ボス」