宿題発表会

 

「はい、じゃあ田中君。宿題の「ぼくのかぞくしょうかい」を立って読んでみて。」

「はい!」

 

ぼくのおじいちゃん

4年3組 田中哲朗

ぼくはおじいちゃんが大好きです。

おじいちゃんは、いつもニコニコえがおでぼくのあたまをなでてくれます。
だから、ぼくもニコニコえがおになって、いつもふたりでニコニコしながらいえの中を走ったり、かくれたりしています。

でも、おじいちゃんはやさしいだけじゃなく、すごいところもいっぱいあります。
これから、そんなぼくのおじいちゃんのすごいところを、しょうかいしていきたいと思います。

おじいちゃんは、とてもちからもちです。

おじいちゃんは、しゃこうダンスがとくいです。
おじいちゃんは、いご がとくいです。
おじいちゃんは、としのわりには俊敏です。
おじいちゃんは、左折の際、必要以上に外側に膨らんで曲がります。
おじいちゃんはおかねもちで、つきに一度はおもちゃをかってくれます。
おじいちゃんは、ぼくがおじいちゃんの体を心配して、よるごはんのからあげを
「ふふ、こういった油物は、ご老体には酷ですよ。」と言ってよこどりすると、
ろこつにふきげんそうなツラをします。
おじいちゃんは、おばあちゃんだった事があります。
おじいちゃんは、ドライブシュートを打てるとごうごするくせに、ぼくが「じゃあ、やってみせてよ。」というと、「くっ!ガッツが足りない!」と言って、
いつもさんぽににげます。
おじいちゃんは、ふだんはひょうじゅん語のくせに、わかいおんなのひとを見ると、「ムッチムチ!!ムッチムチの、ボロンボロンやでぇー!!!」と、かんさい弁になるところが、はなにつきます。
おじいちゃんは、ときどき「僕が一番上手くガンダムを操れるんだ!」とれんこします。そういうときぼくは、すぐに119に電話をするようにしています。
おじいちゃんは、ねこと本気でケンカします。
おじいちゃんは、ときどき、ふくを着ていません。ボケなのかどうかはんべつが
しづらいかんじです。
たまにおこられたりもするけれど、
ぼくは、そんなおじいちゃんが世界中でいちばんだいすきです。
おじいちゃん、いつまでも元気でいてね。
ただ遺産相続の際、家族間協議で揉める事のない様、今の内からの公正証書遺言、もしくは秘密証書遺言の形式に則った、相続に関する意思表示をしておく事をお忘れなきようお願い致します。例え手続きが面倒でも、自筆証書遺言は、法律的要件を満たしているかという検証がしにくく、保管方法に問題が生じるケースもありますので、なるべく避けた方が賢明だと思われます。
おじいちゃんが長生きしてくれることが、ぼくは、いちばん幸せです。
ほんとうです。ほんとうです。

しかし、今私が言ったことは、絶対に守って下さい。

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これで、「ぼくのかぞくしょうかい」を、おわります。

ごせいちょう、ありがとうございました。
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