【The Long dark(ロングダーク)】 ゲームレビュー ~おもしろSteam編~

  • 2017年10月22日
  • 2018年12月2日
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お世話になっております。Xi藤です。

久しぶりにゲームのレビューです。

タイトル通り【The Long dark(ロングダーク)】という、Steamで購入できる、PCゲームです。

The Long Darkは、単独プレイヤーが、目の前に広がる、凍りついた荒野において、自らの思考力を駆使しながら思慮に富んだ探検やサバイバル体験を重ねていくゲームです。

引用元:steam

ゲームのジャンルとしては、シミュレーション?になるのかな??アドベンチャー??雪山遭難シミュレーションです。

具体的にどういったゲームかと言うと、とりあえず手始めに、主人公が雪山に小型飛行機を墜落させます。

そして墜落自体は当然の様に無傷で事なきを得るのですが、もちろんわざと墜落させた訳ではないので、登山道具などは持っていません。

墜落現場からほぼ着の身着のままの状態で、もぬけの殻になった民家や廃屋などに潜入して物資を拾い集めたり、魚を釣ったり、野生の動物を狩ったりしながら、なんとか着る者・食べるものを探し、生き残る為に奮闘する、そんなゲームです。

 【The Long dark】というゲーム

この【The Long dark】、海外のクラウドファンディングで作られたゲームなんですが、実際にプレイをしてみると、「クラウドファンディング…かぁ…!なるほどお…!」という感想を誰もが持てる、大変goodな感じのゲームです。

どういうことかと言うと、とにかくゲームが大味です。基本的に説明がありません。

きっとあなたも実際にプレイしてみたら、

「これは??!予算の都合で!?!!作り込みとかは、無理だったのかな?!?!?!」

という邪推が生まれることと思います。

はい、例を出しましょう。

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これ、ゲームスタート直後の画面です。一部を切り取っている訳ではありません。画面全部でこれです。アイコンとか一切皆無。マジの”漢”ですよね。

雪山で遭難した。さぁ歩き出せ、みたいな。

さらに、ゲームスタート前に操作方法等のチュートリアルとかはありません。画面に表示されるのは謎の哲学者の言葉だけです。

(「唯一生き残る者は、変化できるものだ。」 -ダーウィン-みたいな。)

まあ実際はもちろんメニュー画面もありますし、画面上にアイコンを出すことも出来るんですが、最初はマジでなに一つ説明がないのです。

え!??!で!!?!?これはどういう!?!?」と困惑すること請け合いです(*^-゚)v

 【The Long dark】のやべえとこ

「作りが雑」という点についてこれも一つ例を出すと、日本語吹き替えが雑です。

それまでばっちり日本語でしゃべっていた登場キャラが、なぜか突然英語で話しだしたりします。

制作側の「そんな細かく翻訳してられるかよ!??!」という漢感がまるだしな仕様となっております。

なおかつこの現象は、なんとメインストーリーの中で起きます。サイドストーリーとかサブイベントじゃないんですよ。

真面目に本筋追っていたら唐突に

「と…、年老いた熊には気をつけろ…!!奴は!執拗にお前を追ってくるはずだ! you know what I mean?Better keep the head down today…!!」

みたいな感じで喋り出します。

唐突なJPOPね。

【The Long dark】のさらにやべえとこ

あと主人公はいかついおっさんなはずなんですが、ちょっと足首を捻挫したりすると「早急に治療が必要よ!」と、唐突にオネエ言葉で独り言を言ったりします

プレイヤー側としては「お、おう…」以外にリアクションのとりようがありません。

【The Long dark】のいいところ

小笑いをとろうとして悪いところばかり挙げてしまいましたが、ゲーム自体はもちろん超絶面白いです!

たった一人、だだっ広い雪山を歩き回る中で、ようやく休憩できる小屋を見つけられた時の悦び。筆舌に尽くし難いものがあります。

空腹で気絶しそうな時に、小屋の中で見つけた「イワシの缶詰」のありがたさ。裸足で雪山を歩き回っている時にみつけた「ランニングシューズ」の暖かさ。

それらのアイテムがくれる圧倒的な安心感・・・!!実際にプレイしてもらえれば実感できると思います。

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ヒューッ!!今夜はごちそうだぜ!!

【The Long dark】のさらにいいところ

【The Long dark】のさらにさらに素晴らしいところは、日常の当たり前に感謝できるところです。

繰り返しになって申し訳ないのですが、近所の公園に行くかのような軽装のまま雪山をスタートしますので、とにかく最初は凍死をいかに防ぐかというところがキモになってきます。

しかし、探せど探せど靴もジャケットもありません。そもそも家を見つけるのすら困難で、体温はグングン下がっていきます。

吹雪の中、半裸で闊歩する主人公を画面越しに憂い、ゲームをしている自分の恰好を一瞥した後

服ってまじであったけえ…!!

と感動できるゲームとなっておりです。

でもやっぱ【The Long dark】のやべえとこ

とまあ、かなりゲームを褒めてきましたが、やはりまだちょっと納得いかないところがあります。

どういうところかと言うと、とにかく主人公が貧弱です。

ちょっとした段差を飛び越えたり、坂道を歩いてただけで足首を捻挫します。

しかも、ジーンズがダメージデニムになったりします。もちろん雪山なので、雪の上ですよ?

どんなダイナミックなこけ方してんだよ。

また、5時間くらい食べ物を食べなかっただけで「そろそろ腹が減ってきたな・・・」などと独り言を言い出します。

いやあの、5時間ですよ??まるっきり育ちざかりの食欲ですよね。

自分が遭難してることを忘れちまってるんじゃねえかオメェ。

プレイヤーは普通にバイタルメーターで主人公の体調を知れるので、この頻繁な独り言、というか「よく愚痴を吐くシステム」の必要性がわからず、最初は大変神経をすり減らします。

が、2日もプレイすれば「手のかかる子供を見る様な心情」に変化してくるのは、不思議なものですね。

【The Long dark】レビューまとめ

書いてて思ったんですが、全然魅力が文章で伝わらないので、是非一度プレイして下さい!(言ってしまった!!)

the long dark

~fin~

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