僕 の ポ リ シー

滑舌の悪さをどうやって直したらよいか。そして滑舌が引き起こした喜劇

皆さんは滑舌はいい方ですか?

僕は昔からかなり滑舌が悪い方で、少しでも相手に聞き取りやすくする為に、ずいぶん苦労しました。特に苦手だったのは電話です。

直接会って話す分には、身振り手振りや表情等を付け加えて話す事ができるので、相手に自分の意図を伝えやすいんですが、電話では完全に言葉に頼らざるを得ません。

僕の場合は就職してから発音や発声についての研修を受けたり、自分でできるだけ気を付けて発声する意識を持つことで少しは改善しました。具体的に気をつけたのは以下。

  • ゆっくり話す
  • 声に抑揚をつける
  • 話す時の姿勢を良くする

とにかく、滑舌が悪い人間が早口で喋ると最悪です。最初はとりあえずゆっくり話すことだけを意識しました。自分で聴いていて「こんなにスローに喋ったら馬鹿にしてると思われるんじゃないか」というレベルで、です。

あとは、抑揚をつける。相手に伝わりやすくする為に、声のボリュームを一定にしないということです。そして、声のボリュームをあげる為には、姿勢も大事だと気付きました。

カラオケなんかを思い返して欲しいんですが、普段、あまり猫背のまま歌ったりはしないと思います。なぜかと言うとその方が声が出しやすいからですね。

発声には姿勢が大事なんじゃないかと気付いてからは、「電話する時だけやけに姿勢がいい人」として業務に従事しております。

僕の対策は以上なんですが、仮にとても滑舌が悪い人が滑舌の悪さについて何も対策しないままでいた場合、誤った内容で伝わって相手に迷惑がかかることもありえますし、自分の仕事にも支障をきたしてしまいます。

どうでしょうか。

自分の滑舌について、ちゃんとわかっていますか??

今回は、そんなお話。

 

多分僕が新入社員だった年のことだったと思うんですが、とある日、建設業を営んでる会社に仕事で訪問していたんです。

そこは創業してから35年、社長は齢75にはなろうかという、一般平均で言うとかなりの長寿企業だったんですが、企業規模的には中小というよりも零細に近く、従業員は社長を含めて5名。

もちろん経理事務を全て社長が行うのは無理ということで、大体の事は副社長(60歳くらい)と事務の女性(40歳くらい)の二人に任せていたんです。

当然僕が訪問する時も、応対するのは大抵その二人のどちらかなんですが、その日は少し約束の時間より早く着いてしまった為、どちらも不在で社長だけが居る(その他の社員は全員現場)、という状況でした。

「失礼します。」
「おお、Xi藤さんか。」
「お世話になっております。」
「あー、副社長なら居らんよ。でもすぐに戻ってくると思うから、少し待っててもらえんか?」
「かしこまりました。ではすいません、お邪魔します。」

という感じで、副社長が戻ってくるまで事務所で社長と二人という状況になったんです。

僕はやっぱり仕事で来ている訳ですから、終わったばかりの決算について話そうと切り出すんですけど、普段経理に全く関与しない社長ですから、「でもまあ、最終的に利益は×××なんじゃろ?それより~」と、すぐに雑談方向に話を持っていこうとするんですよね。

あまりよろしくはないんですが、やっぱり僕も話すなら雑談の方が楽ですから、ついつい雑談ばかり話してしまったんです。

雑談と言っても全く建設業に関係ない話というのはあまり無くて、「最近の業界の動向について」、「昔自分はこんな大きい仕事をした」みたいな武勇伝的な話を延々と話していました。

その中で、そういえば先月珍しく社長が事務所にいらっしゃらなかった事を思い出して、「そういえば社長、先月お伺いした時はどこにいらしてたんですか?」みたいな感じの話の流れになったんです。

「あー、この前のあれな。セクスィーハウスの営業の高橋さんと会ってたんだわ」

 

・・・?セクシーハウス?とは思いつつ、

 

「あ、そうだった・・グフッ(笑い声)・・んですか。」
「おー、今セクスィーハウスは大層いいらしいよ。」

勿論吹いた。咳でごまかしたけど。恐らく「積〇ハウス」の事を言ってるんだろうけど、もう明らかにセクシーって言ってる。いや、なんか外人みたくセクスィーって言ってる。聞こえる。

その後、副社長が来てようやく仕事の話になったんだけど、全然頭からセクスィーハウスが離れない。セクスィーハウスだけ急に英語の発音で、なおかつ滑舌が良すぎる。日本語としては滑舌が悪いはずなんだけど、英語としてとらえると滑舌が良すぎる。ギャップがすごい。ギャップ萌え。もう四六時中セクスィーハウス。酸いも甘いもセクスィーハウス。ハウスつながりで某宗男の事なんかも思い出しちゃって、半笑いが止まらない。自分の思考レベルの低さに対する苦笑いも止まらない。やべえ。

副社長もなんか「あれ?おまえキモイな?」みたいな顔してた。

勿論話し合った内容なんかも全く覚えておらず、僕の手帳の「その日の打ち合わせ内容」欄みたいなところには「ハウスムネオ」の一行しか書いていなかった。

多分、何かを手帳に書いているフリをして「ちゃんと仕事をしてますアッピール」を副社長にしてたんだと思うけど、なぜそんなことを書き始めたのかは自分でもさっぱりわからない。

手帳覗き見られたらどうすんだ。というか書くふりするならもうちょっとなんか書けよ。

ということで、その日はあまり仕事にならず。後日その日の打ち合わせ内容について「こういう感じだったよね?」という確認をメールで行うまでの事態に。会社的に言えば、「往復時間分の給料返せ」案件でしょう。

―おわかり頂けたでしょうか。滑舌が悪いという事は時に、大きな損失を負う事になるのです。皆さんご注意ください。

まあ、その社長も「あ、俺セクスィーって言ってる!」って自覚してた思うけどな。半笑いだったもん。

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