大坂なおみが優勝するとなぜカップヌードルが売れるのか

お世話になっておりますXi藤です。

世間は今、大坂フィーバーらしいです。

カップヌードルが売れた理由を考える

なんでも、大坂なおみ選手がグランドスラムを制覇した影響で、大坂選手のスポンサーをしている日清食品のカップヌードルがバカ売れしているとか。

なぜ?

おそらく行動経済学かなんかの闇の力が働いているのだと思いますが、僕は無知なので自分なりの答えを考えました。

仮説1 自分もカップヌードルを食べて、大坂なおみみたいになりたい

無理がある。

なんせカップヌードルですから。食べて筋肉ムキムキになるとか、足が速くなるなんて考える人はいないですよね。

仮説2 カップヌードルを食べて大坂なおみを応援したい

仮説1よりはまだ考えられる。が、冷静に考えてそんなことが有り得るのだろうか。

例えばカップヌードルが大坂なおみのおかげで10倍売れた日があったとして、大坂なおみにフィーが入る契約になっているとは思えない。

そしてそれは、ほとんどの人がわかっていることだろう。食べて応援!は復興が必要な地域にするものであって、アスリートにするものではないと、みんなわかっているはず。信ぴょう性がない。

仮説3 罪悪感の払拭

実はみんな、普段からカップヌードルを食べたい欲求があった。

これは「そもそも味が激ウマ」、「用意が簡単」、「知名度が高くみんなが食べている」などのメリットに拠る。

しかし、「カロリーが高い」、「体に悪そう」、「子供に食べさせるのはちょっと」という負の感情もあった。

それらを天秤にかけた時、おそらく大多数の人にとってバランスしているポイントは、「ひとつふたつ買い置きがあっていいけど、食べ過ぎるのはちょっとなぁ・・・」といったところではないだろうか。

しかし、今回、大坂なおみの優勝により、罪悪感という巨大な枷が外れた。

「なんかなおみフィーバーとかいってスーパーで大々的に売り出してるし、景気づけに沢山買っておくか!」

景気づけ、というマジックワードにより、人々の内に秘められた「カップヌードルまじたくさん食いたい」という邪な野望は解き放たれた。

「こんだけ大量に売り出してるってことは、多分みんなも食ってるよね?」という同調圧力も手を貸したのは言うまでもない。

うん、これは、なかなか信ぴょう性がある気がする。

少なくとも食べて応援!説よりも、現実味がある(気がする)

仮に大坂なおみのスポンサーが小林製薬だった場合、「よし、景気づけに糸ようじ大量買いするか!」とはならなかったはずだ。

大量に買いたいという欲望がそもそも大衆の中に存在しないからである。

結論:カップヌードルと大坂の相関関係

つまり、今回の事件をまとめるとこうだ。

日清カップヌードルには、元々皆が心の底から欲するほどの、強大な商品力があった。

しかし、体に良くないなどの負の面も無視出来ず、大量に買うのは憚られる。

そこに来て今回の大売出し。買う理由、買ってもいい理由ができた。

だから人々はもう、我慢しない。己の欲望のままに湯を沸かし、半狂乱にカップに湯を注ぎ、これでもかとヌードルをかき込むだろう。

なぜならそれは”景気づけ”であり、”みんなも買っているから”だ。

最後に。

僕が言いたいこと、それは。

「だったらFF15の時も、もっと売れてあげてもよかったじゃねえか」ということである。

カップヌードルとファイナルファンタジー 異色のコラボはどのように実現したのかーAdgang

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