こんにちはXi藤です。
いやーーーW杯。大いに盛り上がりましたね。
正直に言って、戦前の評判は過去イチ悪かったように思います。
まあそりゃそうだ。本番1ヶ月前に監督が変わるし監督交代後のテストマッチでボッロボロでしたから。
「なんでハリルを解任したんだ」
「なんでもっと早く解任しなかったんだ」
というような正反対の批判が(主に協会宛に)次々と浴びせられました。
「解任しようがしまいがどっちにしろお前らはクズ!」という救いのない大合唱。
選手達の精神的な負担はいかばかりかと。
しかし、蓋を開けてみれば。
前回W杯振り返り
強敵コロンビアに勝利し、決勝トーナメントに進出!
ベスト8を賭けた一戦で、FIFAランキング3位のベルギーに接戦の末惜しくも敗れる!
という、FIFAランキング61位(2018年6月時点)の国とは思えない活躍を見せました。これを偉業と呼ばずしてなにを偉業と呼ぶのでしょう。
「いや結局1勝しかしてねーじゃんwww」
んン~~???なにかKOTORIのサエズリが聞こえるなあ~~???
そんな事ばかり言っているお前は、ほんの20年前までワールドカップ出場自体がはるか夢の話だったラモスの慟哭を聴け。
そう。そもそもの勘違いはそこです。日本は勝つことが当たり前じゃない。ということ。
日本は世界で61番目
なんか日本が強豪国かのように勘違いしている方がいるんですが、実際初出場から20年たった今でも「61番目」ですからね。世界で。
61位の国が全世界で32チームしか出られない大会に出場できること自体まじラモスだから。
ちなみにこの「61位」、予選関係なく絶対にワールドカップに出られる開催国枠「ロシア」を除くと、なんと出場国中サウジアラビアに次いで下から2番目!です(ばくわら
パナマより低いんですよ。わざわざ名指しすることがパナマに失礼すぎることは重々承知の上ですが、パナマがサッカー強いって。知ってました??
ちなみに日本が戦ったグループHは・・・
国名 | FIFAランク (ワールドカップ当時) |
ポーランド | 8位 |
コロンビア | 16位 |
セネガル | 27位 |
日本 | 61位 |
こんな具合です。突破とか無茶過ぎワロタ。
唐突ですが皆さん。
あなたが今から「野球の試合を見たい」と思った場合、自分と特に関係のない地域の高校野球県予選の2回戦と、パリーグのクライマックスシリーズ、どちらを見ますか?
え?ああ、そう。あなた高校野球ファンでしたか。これは失敬。
そうではなく。
ほとんどの方が、プロ野球を観たいと思うんですよ。
つまり日本は戦前から「ポーランドとコロンビアが決勝トーナメントで他の強豪と戦う姿が見たい」という観客の期待の元、試合をスタートしてるのです。
これを「早く見たいな山王工業状態」と言います。(言いません。)
61位の弱小国と言って差し支えないであろうチームが、国民の理解も得られず、周囲からのプレッシャーもかかった状態で、この躍進。
誇りに思って、いいんじゃないですかね??!!!?!?!!?
僕自身の個人的な意見ですが、今回の代表チームには「もう少しで上に行けたのに何やってんだよ」よりも「痛みに耐えてよくがんばった!感動した!」と言ってあげたいですね。
そして日本代表が躍進を見せた2018年ロシアワールドカップの次は、2022年。カタールワールドカップが決定しています。
前置きがだいぶ長くなってしまいました。
2022年の日本代表を予想する
4年後も当然、期待に胸を膨らませて試合当日を待つことでしょう。僕だけではなく、日本中が熱狂の中迎える2022年のワールドカップ。
そのピッチに立つのは一体誰なのか―?
この記事で!!どこよりも早く(ということも全くなく)!!
2022年ワールドカップの予想メンバーを発表したいと思います!!
\ イエーイ /
ちなみに、ガチのマジに予想をしています。
ラモスを入れたり自分を入れたりというクソ寒いことはしていません。
(キングカズが入って欲しいとは思っている)
この記事を書いている時点で、3バックを得意としている森保監督の就任が発表されていますが、おそらく本番は4バックになるであろうという予測(願望)の元に組み立てました。
ちなみにスターティングメンバーのみの予想です。23名全員の予想が知りたいという方は個別にtwitterにDMを(送らないで)下さい。
では、いきますよ?
2022年カタールワールドカップ、緒戦のピッチに立つ―
11名の勇敢な戦士は―
こいつらだ!!!!
「2022年W杯日本代表」 予想スターティングメンバ―
・・えー各人、言いたい事はあるだろうが、まずは僕の話を聴いて欲しい。
「2022年の日本代表」予想スタメン、現時点での選手評
それでは今回、なぜこの11人を選んだのかについて。
それぞれ理由をできるだけ具体的に、挙げていきたいと思います。
最初は、日本不動の1トップから。
予想メンバー1.大迫勇也
彼だけが持つ日本人で唯一の特徴。「最前線で納められる」。フィジカルだけでも技術だけでも不可能なこのミッションを高いレベルでこなせる唯一のFW。
サイドの得点力がカギである日本代表において、今後同じタスクを同レベルでこなせる若手が出てこない限り(その可能性は限りなく低い)は、4年先まで大迫の位置は揺ぎ無い。
予想メンバー2.伊藤達哉
No純也。正直に言って今回のワールドカップに抜擢されなかった事すら不可思議な現象に思える。
彼は大迫同様、他者にない、唯一無二の特性を持っている。それが「ドリブルのキレ」。
この男よりキレがあるドリブラーは少なくとも日本に存在しない。仮に中島だろうと、堂安だろうと、ブンデスリーガにおいて、単騎で対面のDFを一枚完全に剥がすことは簡単ではないだろう。
しかし、この男はほぼ確実にそれができる。(実際に堂安自身が「伊藤くらいドリブルで相手を剥がせたらなんでもできる」という主旨の発言をしている。)
守備とフィジカルにかなり難があるが、「日本代表の左サイド」は代々攻撃の要。短所に目をつぶる価値がある。
予想メンバー3.奥川雅也
かつて「古都のネイマール」と呼ばれた稀代のドリブラー。日本人に似つかわしくない大きなストライドと小刻みなタッチで右サイドを蹂躙する。
ここは堅実に選ぶなら堂安を選ぶ人が多いのではないだろうか。正直に言うと今回の11人の中で試合数やキャリアという面で最も実績に乏しく、期待枠と言っていい。
実績が無さ過ぎて、現時点でそもそも公式の参考動画がない(笑
ただyoutubeには個人的にプレイをまとめている方々がいて、奥川の鬼のようなスーパープレイが並んでいるので、是非一度ミテミテネ。
今はまだ発展途上でも。スケール感という意味で、4年後最もワールドクラスに近づく可能性がある。
予想メンバー4.宇佐美貴史
言わずと知れた超絶技巧。テクニックという面において他の追随を許さない。そしてそのテクニックは「キック」にこそ凝縮されている。
二十代前半はドリブラーという印象が強かったが、今では稀代のミドルシューターとして昨季も得点を量産。相手を抜ききらずに、半歩だけズラした状態からノーステップで強力なシュートを放てる。
オンプレーにおけるキックの技術においては既にワールドクラス。ペナルティアーク付近でボールを持てば周りにDFが何人存在していようと、そこは彼の射程圏内だ。
俺は宇佐美を諦めない。
予想メンバー5.柴崎岳
2018年ワールドカップにおいて、乾と共に最も輝きを放った男。
守備に難ありという事前のイメージも、類稀な戦術理解力と運動量でカバー。
長短のパスの正確さ、発想の大胆さは言わずもがな。今後10年日本の核となるであろう男。
予想メンバー6.中山雄太
中盤に必要なあらゆる能力を兼ね備え、ボランチとしてはサイズもある。
そして“左利き“。ボランチが左利きであれば、日本の生命線である左サイドにも配球がしやすいというメリットもある。
ビルドアップにも秀でており、フィードも正確。なにより、このポジションに絶対的に必要なリーダーシップもある。
ただし現状を冷静に分析すれば、まだ中山はJリーグのグッドプレイヤーの一人。それでも、この若さとポテンシャル。あと一枚だけでも皮を破れば、一気にスターダムを駆け上がる可能性が高い。
予想メンバー7.松原后
長友の継続性と迷ったが、この男の可能性に賭けた。182cmとサイドバックとしてはサイズもあり、日本の弱みである高さもカバーできる。
人数をかけた守備が特徴の日本において、サイドバックが中に吸収されてしまう場面は多い。酒井と共に日本の“偽センターバック”としてハイボールを跳ね返すことが可能だろう。
また彼のドリブル突破を一言で表すなら「ごういんなドリブル」。とにかく足腰が強い印象で、日本人としては珍しいタイプ。
というかこの動画サムネイルだと、長谷川の紹介動画みたいなんだが?
予想メンバー8.吉田麻也
説明不要のチームリーダー。おそらく長谷部が去ったあとの代表キャプテンを務めるだろう。
対人守備、ビルドアップ、フィードと日本のディフェンスに欠かせない。恐らく今後プレミアリーグでセンターバックのスタメンを勝ち取る日本人は、この男の後に10年は出てこないのではないか。
予想メンバー9.昌子源
ロシアワールドカップで、自分がどこのFWにも引けをとらないことを証明した。
とにかく頭が良く、同じく戦術理解度が高い吉田との補完関係も抜群。
DFとしての単騎の能力はもしかしたら植田に劣るのかもしれないが、とにかくチームの中で自分を活かし、チームを活かす術を知っている。
予想メンバー10.酒井宏樹
説明不要その2。Jリーグ時代は高速クロスが最大の持ち味だったが、いつの間にやら対人守備のスペシャリストに。
運動量豊富で競り合いにも強く、高さもある。ビルドアップの点では特段優れているということはないが、今回選出した代表チームは足元の技術が高い選手ばかりなので、チームとしての負担はあまり感じずに済むだろう。
予想メンバー11.川島永嗣
なにかにつけてガヤガヤと言われているが、とにかく他のゴールキーパーは、海外に出ない限り川島の足元にも及ばない。
それは単純に、日本と海外ではシュート、クロスにおけるボールの質から、撃つタイミング、射程範囲、さらはハイボールへの競り方など何もかも違うからだ。
「日本と海外で最もレベルが違うのはゴールキーパーだ。」と言われて久しいが、ゴールキーパーが育っていない最大の要因は、慣れが最も必要なポジションにも関わらず、慣れる為に海外移籍が難しいポジションだからだろう。
2022年版日本代表の長所
後ろはビルドアップ能力に優れ、前はテクニックに優れている繋ぎのチーム。
日本にはボックスプレイヤー(ペナルティエリア内で無敵の人)はいない。主な得点源はミドルシュートになる。
海外水準の高速パス回しでDFを片寄らせ、左右のサイドからドリブルで相手を引きつけてセンターの宇佐美がミドル。
もしくはセンターバックやボランチからのフィードを大迫が収め、2列目におとしたところからの展開。
ディフェンスにおいては、これまでの組織的な守備を踏襲しつつ、サイズがある選手達を揃え、1対1でも当たり負けしない、競り勝ってセカンドボールを拾う戦い方が可能。
2022年版日本代表の長所
前線のディフェンス力。
中盤から後ろはフィジカル、戦術理解度の高い選手が多く磐石と言える布陣だが、2列目の3人はかなり発展途上。
前で奪って即ラストパス、というような、現代サッカーで最も得点力が高いであろうショートカウンターには適さない。
ただし、日本人が元々ショートカウンター向きでないことは今回のワールドカップでも実証済み。テクニックとアジリティを活かして、ボールを回し、少しずつバランスを崩していくしかない。
またショートカウンターは難しいが、両サイドが共に速く、ドリブル能力に優れる為、ロングカウンター向きではある。真ん中の宇佐美がボックス内まで全力疾走してくれれば尚良いが。
「2022年日本代表」予想まとめ
考えるだけで異常に楽しい。
サカつくやウイイレに日本人が熱中する理由がわかりすぎてワロタ。
賛否両論あるのは知ってるよ!?
ただあまり罵詈雑言を言われるととっても悲しいので(素直)、コメント待ってます!とは言わないが、是非あなたも一度自分の理想のフォーメーションを考えてみてはいかがか。
ちなみに、本番が近づくにつれある程度チームの形が固まり、予想の自由度がなくなってくるので、今このタイミングでやるのが非常におすすめ。
お友達等にどれだけ「ねーよwwwwwwwww」と言われても「え?お前2014年に2018年のチーム予想できたん?」とか言っておけば楽勝です。
ちなみに今回フォーメーション図に使わせて頂いたサイトはこちら
完全フリーなので、大真面目からクソふざけまで色々と試してみると超楽しい。超。