米津玄師の【曲】ってもちろん素晴らしいんだけど、【歌詞】もいいよねえ~?
この記事では、僕が個人的にめっさ共感した歌詞を集めて並べて見ました。
共感ポイントみたいなものも添えたので、あなたの共感を呼べたら嬉しい。
では早速お願いします!
米津玄師 共感できる歌詞10選!!
1.Flowerwall
ここが地獄か天国か決めるのはそう 二人が選んだ道次第
第三者から見たら歪つな関係でも、始まるタイミングが悪くても、当人同士にとっては関係がなくて、その関係性をポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかは自分たち次第。
万人に賞賛される恋愛関係って、実は世の中に意外に少ないんじゃないかと僕は思っているので、大変胸に響きました。
あるよね。「いやタカシは遊び人らしいからやめときなよー」的な。特に責任の所在がはっきりしない助言。
2.lemon
戻らない幸せがあることを 最後にあなたが教えてくれた
「あーもうめんどくさいな。もう別れてしまった方が楽な気がする・・」
↓
「やべえ。めっちゃ寂しい。俺にはやっぱお前だけだったんや・・・」
超あるあるじゃないでしょうか。僕も20年前くらいにそんな感じでした。
今でも共感!というよりは、そんな時代もあったなあという郷愁に似た共感。
3.ドーナツホール
この胸に空いた穴が今 あなたを確かめるただ一つの証明
過去の恋愛をめっちゃ詳細に覚えているタイプと、音速で忘れるタイプの人っていると思うんですが、僕は完全に後者でした。というか、無理やり忘れようと頑張るタイプというか。
思春期の時にはそれでも覚えている事は多かった気がするんですが、おっさんになった今ではほぼ、当時何をしたかとか、どこ行ったかは思い出せません。
つまり、もう忘れてしまったけど、「あの人と何をしたか思い出せない」と思い出す時だけ、あの人が当時横にいた事実をぼんやりと感じ取れる。そんなイメージ。米津君はほんと上手い事言う。
4.メトロノーム
ずっと叶わない思いばかりを募らせていては 互いに傷つけ合って 責め立て合った
ものすごい純愛(というか擦れ違い)の曲なんですが、残念ながら一番共感するポイントはここでした。
相手を傷つけたり責めたりするつもりがなくても、愛情があるからこそ「自分の理想通りの恋人」であって欲しいというエゴばかりが先に立って、相手の感情が見えなくなってしまう状態。
そんなわがままさを的確に表現している歌詞だと思います。
5.フローライト
君が信じたことなんだから 僕にはそれで十分さ
共感、共感言っておいて申し訳ないんですが、この歌詞については共感というより憧れに近い。
こんな風に誰かのことを心の底から信じられたら、それはめちゃんこ美しいな。と感じて、初めて聴いた時にたいそう感動した記憶がある。
ちなみにフローライトとは蛍石という天然石のことで。「調和」や「平静」などの意味を持つらしいです。が、石言葉などは曲の内容とは特に関連性がなく、単に米津玄師本人が「思い入れのあるもの」なのだそうです。
6.灰色と青(+菅田将輝)
朝日が昇る前の欠けた月を 君もどこかで見て要るかな
この曲は、恋人同士の愛情を歌った歌ではなく、今は離れ離れになってしまった友人との友情を歌った歌です。
生まれてから現在まで、すべての友人と今も一緒にいる、という方はかなり稀ケースだと思うので、どんな人の胸にもストレートに響く歌詞ではないでしょうか。
メロディーとガチガチに合ってるのも◎。
7.アイネクライネ
今痛いくらい幸せな思い出が いつか来るお別れを育てて歩く
誰かと交際開始する時って、なんとなく「どんな終わり方をしてしまうんだろう」って考えてしまう。
「付き合えた!キャッホー!」というポジティブと同時に「でも多分凄惨な終わりを迎えるんだろうなあ」という、ネガディブが同居している感覚です。
僕はネガディブ人間なので「超わかりすぎるなこれは」と思った次第です。
この記事のまとめ:共感するポイントの相反性
書いていて思ったんですが、やっぱり共感する歌詞の中にも「あなたを思い出す」、でも「うまく思い出せない」のような「矛盾する感情」みたいなものがあって、でもきっとそれはそれぞれ嘘でもなくて、自分の中にも変化というか進化というか、そういうものが時間の流れによってさまざまに存在するのだなあ。と思いました。
そして、歌詞が共感するという感覚は、やっぱりメロディーの美しさあってのものですね。じゃないとあんまり聴く気が起きないし。
つまり一言でいうと、米津玄師は天才。